カゴづくりにおける2つの時間の使い方


2時間の枠の中でお伝えできることは限られています。

2時間あれば、例えば流れ作業のように、工程を進めてしまえば

1つのカゴを紙バンドを切り分けるところから、底を編み、持ち手をつけるところまで完成できるかも。

 

でもこれは、カゴ作りが目的ではなくて、カゴ作りの後にランチを楽しむとか

完成したカゴを見ながら、お茶会をするとか。その後の楽しみがないのなら、

ただの作業になってしまうので、やりたくない時間の使い方。

 

ワークショップは、悩みに悩んで、

カゴづくりをしたい人はどこにおもしろさを感じるのかを考えて、

時間のかかる部分を大幅にカットしています。

紙バンドを寸法通りに切り分ける。

底を編む。

この工程は、作業時間としてはすぐに出来ることだけど

土台になるところなので、丁寧かつ、時間をかけてしたいところ。

そもそも土台が曲がっていたら、曲がったカゴに仕上がってしまいます。

 

 

でも、紙バンドの長さの意味とか、底の編み方が分からなければ

家に帰ってから作ることができない。

そういう方には、定期教室がオススメです。

 

定期教室は、永遠に通ってくださいということではありません。

毎月この日に教室をオープンしてますよというお知らせです。

時間をかけて、はじめからカゴの編み方をお伝えする場所なので、

作品見本の中から、1つ作りたいカゴを見つけて、

好きなサイズ(寸法)に完成するように、紙バンドを切り分けて、

底を編んで、側面を編んで、、、と進めていきます。

 

マイペースでいいんです。

編むのが遅いと感じるのは、丁寧に編みたいということだし

まわりの生徒さんは、難しそうな編み方を習っているのにと感じるのであれば

今、編んでるカゴを置いといて、一緒に難しそうなそのカゴを編み始めればいい。

 

好きな物、必要な物を作るときの好奇心は

段階的に習うよりも習得が早いです。

 

わたしは出来れば、底を楕円形に編むマルシェカゴと

底を長方形に編む蓋つきバスケットだけの教室にしたいと思うほど

カゴづくりの基本は単純です。

 

基本を覚えてしまえば、色を変えたり、サイズを変えたり、編み方を変えたり。

自由に。

 

その日のうちにカゴを完成させたいなら、ワークショップに。

行きたいときだけ行けるのが、ワークショップ。何回通ってもかまいません。

 

店内で紙バンドを購入して、編みたいカゴを作れるのが

定期教室。

カゴを作りすぎて、夫と喧嘩になった経験から、

作りたいカゴがなくなったら、通うの終了です。

 

こんな素敵なカゴができたよ。と次回の教室で持ってきてくれる生徒さん。

1カ月、何も出来なかったわと、教室の2時間を楽しんでいく生徒さん。

無心になってカゴを作り上げていく生徒さん。

 

こんにちは。またね。と言い合える

居場所になればいいなと思いながら開催しています。